先日、同志社大学今出川キャンパスで開催された「記憶の継承と公平性」に関する授業で、当社の災害体験VRが用いられました。
この授業は、歴史の記録がしばしば作成者の主観や思想によって影響を受けるという問題に焦点を当てています。
VRと記憶の継承
新しい視点として、VR体験を通し、学生さんたちへ災害状況をより直接的に、感情的に体験する機会を提供させていただきました。
多くの学生さんが、逃げられない状況や無力感を実感し、その後の議論でこれが歴史記録やその公平性にどう影響するかを深く考察し議論を行う機会へ「災害体験VR」をご使用いたただいたことへ感謝いたします。
主観性と客観性
災害体験VRの試聴を通じて、学生さんたちが歴史や災害に対する主観性と客観性の問題について議論を深めることへ、少しでも貢献できれば幸いです。
多くの学生さんたちが「自分が体験者でなければ理解できない側面がある」ことを指摘し、記憶や歴史の公平性、正確性に対する新たな疑問を投げかけました。
未来の応用可能性
このVR体験は、災害以外の多様な研究領域、例えば心理学、社会学、歴史学などでも有用である可能性を示しているのではと捉えています。
また具体的に研究者や教育者の方が主観的な側面をより客観的な角度から評価する手段として利用できるのではと考えています。
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