今回は、新たに開発した「感染症対策VR」体験の貸し出しを開始することをお知らせいたします。
目的と背景
「手指衛生を行わず医療行為を行ったらどうなるか?」これを可視化するために、岡山大学病院感染症内科からの相談を受け、開発したのがこの感染症対策VRです。 手指衛生の必要性を多くの医療従事者や一般の方に体験していただくことを目指しています。
感染症対策VRの内容
医師編: 大腸がん手術後の患者の立場になり、診察に来た医師とのやり取りを体験。 https://www.youtube.com/watch?v=HsdlmDczs1Y
看護師編: 同様に患者の立場で、看護師によるケアの様子を体験。 https://www.youtube.com/watch?v=NllaFBI9dm8
この体験を通じて、手指衛生が行われていない場合、どのように細菌やウィルスが発生するかを疑似的に確認することができます。
これにより手指衛生の必要性を再認識することができます。
技術の特徴
360°カメラで撮影したVR動画に、疑似的にシミュレートしたウィルスや細菌をコンポジットし、リアルな患者体験を提供します。これにより、他のビデオ教材や副教材とは異なり、実際に「体験」することが可能です。
過去の実績と評価
岡山大学医学部看護学科での授業でも使用され、非常に高い評価をいただいています。実際の授業の様子や参加者のフィードバックは以下のリンクからご覧いただけます。
貸し出しの詳細
貸し出し方法: 郵送、宅配便にてVR機材一式をお送りいたします。
料金: 1台/30,000円(税別)「医師編」「看護師編」の二編(送料別)
特典: 医療従事者の方には、体験版として1回1台、無料で実機をお送りしています(送料無料)。
貸し出しのお申し込みは、お問い合わせフォームまたはメール、お電話にてお願いいたします。
期待される効果
感染症対策VRを通じて、手指衛生の重要性を認知し、授業や演習の一環として使用することで、実際の医療現場での衛生意識を高めることが期待されます。
本コンテンツは、岡山大学病院感染症内科の萩谷英大医師監修のもとで開発されました。
会社情報
株式会社白獅子は、災害、医療、教育に関するコンテンツを開発する会社です。 災害VRの開発を通じて、災害教育や指導に熱心に取り組む方々にコンテンツを提供しています。 また、防災×減災サステナブル大賞奨励賞、内閣官房国土強靭化計画レジリエンスアワード優秀賞を受賞するなど、多くの評価をいただいています。
今後は、糖尿病体験や助産分娩などのラインナップも増やしていく予定です。
皆様のご利用をお待ちしております。
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