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執筆者の写真広報SC

災害VR展示イベント in ライフパーク倉敷

更新日:9月11日

2024年6月22日(土)、ライフパーク倉敷市民学習センターにて開催された災害VR展示についての報告です。

今回の催しは、吉備国際大学の橋本翠教授による講演と、株式会社白獅子の災害VR体験がメインコンテンツとなり、防災減災の意識を高める有意義な時間となりました。 

催し概要 

日時: 2024年6月22日(土) 

場所: ライフパーク倉敷市民学習センター 

参加者: 倉敷市内で防災減災活動を行う市民団体の方々、企業の防災担当の方々、学生の皆さん、約40名


吉備国際大学 橋本翠教授の講演 

橋本翠教授は、「災害時、どうやって生き延びるか?」をテーマに講演を行い、特に倉敷市真備町で起こった水害の実例を交えながら、災害時の心理状況と即座に取るべき行動について解説されました。

今回の講義は、災害に対する正常性バイアス(「自分は大丈夫」「そんな事あり得ない」という心の働き)のメカニズムを理解するためのもので、防災減災における「自助共助」意識向上に対して非常に有効なご内容でした。

災害VRの展示と体験 

私たち株式会社白獅子の災害VRの展示では、土砂災害、水害(津波)、地震、火災の4つのシナリオを用意、参加者の皆様にこれらの災害をVRで疑似体験を行っていただきました。

 

1,土砂災害: 山間部の住宅密集地を想定 

2,津波: 大阪市西成区、大正区の海辺の地形を想定 

3,地震: 教室内での震度7強の横揺れを体験 

4,火災: コンロ火災のシナリオ


体験者の反応とフィードバック 

参加者からは、

「とてもリアルで怖かった」

「地面が揺れていないのに、揺れているような錯覚になった」

「小中学校の災害教育で使いたい」という声が多く寄せられました。

特に子供たちからの人気が高く、家族で災害について話し合うきっかけとなったことが印象的でした。


他にも、

「聴覚に障害を持つ方に映像で災害について伝えるのに有効」

高齢者の方から「VR酔いがなく視聴しやすかった」

とのフィードバックがありました。


また、

「前方だけでなく360°見えるため、ビデオ映像とは大きく違って迫力があった」

「災害の様子はどうやって作るのか」

という質問に対して、災害専門家の監修を受けて劇場用映画のCG技術を活かし、3DCGで作成していることを説明しました。 


倉敷市水島、ライフパーク倉敷の紹介 

倉敷市水島地域は、工業地帯として知られ、倉敷市の重要なエリアです。

ライフパーク倉敷市民学習センターは、科学教育や市民の学習交流の場として広く利用されています。 


ライフパーク倉敷市民学習センターの詳細はこちら


災害VRの有効性と今後の展望

災害VRは、従来のビデオや写真と比べて圧倒的な臨場感とリアリティを提供し、体験者に強い印象を与えることができます。

今後、同様の展示会を他の自治体でも開催し、さらなる普及を目指します。 


災害VRを通じて、防災減災の意識を高める取り組みを今後も続けてまいります。

ご興味のある方は、ぜひお問い合わせください。 ▶ お問い合わせはこちらから また、研究、教育、自治体、企業の防災担当者の方向けに、勉強会(開催無料)を開催しています。 ▶ 詳細はこちらから


※会場へ小さなプロジェクターを持参し、「災害VR」を視聴できない小さいお子さんや体験待ちの方へも、視聴映像が見られるように配慮しています。


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